
特定非営利活動法人ファミリーハウス
理事長 江口 八千代
元 独立行政法人国立病院機構 相模原病院 看護部長
瑞宝双光章 受章
内閣府休眠預金等活用審議会 専門委員
NPO法人ファミリーハウスは遠方の自宅を離れて都内の専門病院で治療を受ける子どもと家族のための滞在施設をつくるために1991年から活動を始めました。
当初は、家族が安心・安全に、家族同士が悩みを話せる場所があり子どもの看護に専念できるような「もうひとつの我が家」ができたらどんなによいだろうとの考えで始まった運動でした。
ファミリーハウスは、単に経済的負担の少ない滞在場所というだけでなく、トータルケアの一環としての役割も期待されるようになりました。
家族の団らんや利用者同士の交流の場として、また専門家を含めたハウススタッフとの交流と見守りは、利用者にコミュニティを提供しています。病気の子どもと付き添い家族の「日常性の再構築」ができるよう見守っています。
この活動はボランティアの支えがなければ成り立たない活動でもあります。
初期はボランタリー運動として、根付くのだろうかと心配もありました。大きな力となってくださっている個人だけでなく、企業の社会貢献の一環として社員が支えてくださるようにまでなりました。この運動に共感して部屋を提供してくださった篤志家や多くのボランティアに恵まれて、滞在施設の認知は広まり、深まってきていると思っています。
全国で同じような活動が全国で展開されています。運営形態は様々ですが、各地のハウスは地域の支援者の協力を得て非営利で運営されています。これらの運営者による全国滞在施設運営者ネットワーク会議を1997年から年1回開催しています。情報交換と施設運営の質的向上を目指しています。2013年に、ハウススタッフの専門性について、マインド、スキル、知識の3本柱で言語化をしました。運営において大切にしていくことやスタッフの教育に役立つものとなりました。
1991年に活動を始めてから現在に至る間に、ファミリーハウスを取り巻く社会情勢も変化してきました。医療の進歩、入院期間の短期化などの医療政策の変化により、ハウスに求められるニーズが多様化し高度になりつつあります。医療機関との連携が必要となる場面も増えてきました。この変化に対応するために私たちは「理想の家」をつくりたいと考えています。実現に向けては、高いハードルもありますが、いままで培ってきた英知を結集して利用される方にとって心地よいハウスを考え、ハード面ソフト面ともに提供するべく夢に向かって前進していきたいと考えています。
変わっていくファミリーハウスと変わらないファミリーハウスを大切にしつつ、原点はご家族が安心してファミリーハウスを利用でき、安定した気持ちで子どもの看病に専念できるように、さらにはファミリーハウスを利用することで子どもの看病の活力となれるよう援助していくことがファミリーハウスであるということを忘れずに皆様と歩んでいきたいと思っております。
皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
- 名称
特定非営利活動法人 ファミリーハウス
- 設立
1991年 [沿革]
- 法人格取得
1999年 [沿革]
- 所在地
〒101−0041 東京都千代田区神田須田町1丁目13ー5 藤野ビル3階 [地図]
- 電話/FAX
電話:03−6206−8372
FAX:03−3256−8377
- Eメール
jimukyoku@familyhouse.or.jp
- 役員
- 理事長
江口 八千代
(元独立行政法人国立病院機構相模原病院 看護部長、瑞宝双光章 受章、内閣府休眠預金等活用審議会 専門委員)
- 副理事長
細野 亜古 (独立行政法人国立がん研究センター東病院小児腫瘍科 医長)
牧原 晋 (元日本電気株式会社 執行役員常務)
- 理事 /事務局長
植田 洋子
- 理事
石田 也寸志
岩瀬 貴美子
小澤 敦子
加納 裕久
小山 健太
酒井 三貴子
田中 初美
芳賀 圭子
長谷川 幸恵
久田 満
柳町 玲
- 監事
成瀬 実 豊岡 桃太
- 顧問
川瀬 量平 (前ファミリーハウス副理事長)
福川 辰郎 (元三菱UFJ信託銀行横浜支店長/元千代田化工建設常勤監査役)
- その他
全国約70のハウス運営団体が参加する「JHHHネットワーク」(日本ホスピタル・ホスピタリティ・ハウス・ネットワーク)の事務局を担っています。
- 定款

- 年度別報告資料
事業報告・決算




















事業計画・予算




