認定特定非営利活動法人ファミリーハウス

ハウス利用者の声

岩手県在住のお父様より

拝啓

岩手ではもうすぐ冬がやってきて、来月には雪の季節となります。ちょっと前までは、そちらで薄着で過ごしていたことが、懐かしく感じます。ペアレンツハウス浅草橋の皆様はお元気でしょうか?娘が息を引き取り、以前から「早く岩手に帰りたい」との娘の意をくみ、お世話になった皆様には挨拶もせず、早々に岩手に帰りましたことをお許しください。

娘が生前中は、一度目の入院時に約6ヶ月。その後の検査、再発後の約6ヶ月と、大変お世話になりました。言葉では言い表せないほどに、ハウスの、皆様に感謝しております。また、無理な事やわがままでご迷惑をかけてしまった事に、お詫びいたします。

今でも初めてハウスに伺ったときの事を、鮮明に覚えています。岩手の病院から急に翌日、東京の病院に転院することを告げられ、二つ返事で了解したものの、東京のことは何も分からず、地下鉄の乗り方も知りませんでした。娘の病室で今後の宿をどうしようか悩んでいた時に、病院からファミリーハウスを紹介され、初めて地下鉄に乗り、妻と二人、不安だらけで何とかそちらに着きました。私たち夫婦は夜の東京で不安の余り、お互い手をつないで歩いていたと思います。夜の10時を過ぎていたにもかかわらず、丁寧に案内され、一つの不安を解消した私たちは、安心し熟睡したものでした。その後ハウスの皆さんにいろいろなことを教えていただき、東京での生活に不安がなくなりました。入院中の娘も何度となくハウスを利用し、お風呂や大画面テレビ、マッサージチェア、インターネットと楽しんでいましたが、何といっても、やはり家族だんらんが嬉しかったと思います。特に家にはない大画面テレビを見ながらの夕食は思い出の一つです。ペアレンツハウスでの思い出は沢山あります。書ききれないほどで。

今年も私の田んぼで米が取れました。市販のようにブレンドしていませんので純1等米、産直です。看病中のお母さんや、闘病中のお子さんに、ぜひ召し上がっていただきたいと思います。簡単ではありますが、御礼のご挨拶とさせていただきます。本当に有難うございました。娘も感謝していると思います。いつか伺わせていただきます。

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