|
2009年5月23日(土)午後12時45分より、2009年通常総会が開催されました。正会員110名のうち出席25名、委任状提出54名により、定款第31条第2項を満たしたことから本総会が成立し、以下の議案が承認されました。
(1) 2008年度事業報告及び収支決算について
(2) 監査報告
(3) 2009年度事業計画及び収支予算について
(4) 役員任期満了に伴う理事及び監事の選任について
以下に基調報告及び議案の一部を抜粋して報告いたします。
|
 |
|
1. 基調報告
| |
特定非営利活動法人ファミリーハウス
理事長 江口 八千代
|
|
NPOファミリーハウスは1991年創立以来18年、NPO法人格取得以来10年が経過いたしました。この間活動を支えてくださった会員の皆様をはじめ、多くの支援者のご理解、ご協力に心より御礼申し上げます。
ファミリーハウスは2008年度、9施設55室を運営し、昨年をうわまわる1,280家族、延べ13,976人の方々にご利用いただきました。ご利用いただいたご家族の皆様から、多くの感謝のお言葉をいただいております。
これは、第二の我が家を利用者さんにとって安心安全なハウスとして支えてくださるオーナー、ハウスマネジャー、ハウスボランティア、事務局の方々の日々のきめ細かい対応の賜物と存じます。ファミリーハウスを支えてくださいます関係者に改めて深く感謝いたします。
2008年度におけるファミリーハウスは、利用者さんにとってさらによりよいハウスを目指し、ハウスの拡充、スタッフの研修、ネットワーク関係では、ハウスの認知向上を中心として活動が行なわれました。
第一に、ハウス運営事業における施設拡充として「ひつじさんのおうち」をエイブル保証株式会社のご助力を得て7月に1室増室致しました。また年末には慶応大学病院から徒歩圏内に「みどりのおうち」を株式会社青山キャピタルパートナーズのご協力を得て、12月に開設致しました。1DK 1室ではありますが、利用者さんにとっては病院から歩いていける居住環境の良いハウスとなりました。
その他、各ハウスの古くなったTV、エアコンなどの電化製品の交換を行ない居住性を高めました。
次に、スタッフの資質向上のため、2ヶ月に一度ケースカンファレンスを開催しました。ハウスに関わるスタッフの情報共有が図られ、自分たちの対応を振り返ることで利用者さんに対応する力を向上させることが出来ました。
また、第四回オールスタッフミーティングの開催、スタッフ対象に中間NPOが開催するボランティア養成研修やリーダー研修、インターンシッププログラムに参加いたしました。
ボランティア関係では、ボランティア希望者にむけて、説明会を月2回開催しています。ボランティアルームでは、パッチワーク、あみぐるみなどの手仕事のグループが定期的に活動をしているほか、PCメンテナンスチームが各ハウスのパソコンのメンテナンスを行い、またホームページの更新の仕組みを専門家による委員会開催の末策定いたしました。 また、月一回のボランティアルームニュースで、その都度必要な活動に対してボランティアの募集を行ないました。また、企業の社会貢献の一環として、企業毎にボランティアチームを編成し、活動への協力をいただきました。
第二に、ハウスネットワーク関連においては、独立行政法人福祉医療機構の助成を得て、ハウスの一般への認知向上を図るためのキャンペーンを行ないました。テーマは“ささえよう!病気の子どもと家族。「病院近くのわが家」全国キャンペーン”として、メインイベントを六本木ヒルズアリーナにて開催し、同時に全国でもそれぞれのハウスのためのイベント開催が行われました。この事業は、2006年に全国のハウスの情報提供ホームページを開設し、2007年にハウスの一般への認知度調査を行い、3年目の2008年は認知度向上のためのキャンペーンを行いました。その中心的役割をファミリーハウスは十分に果たしたと思っています。大きなイベントを、少ない人員の事務局スタッフが限界ぎりぎりの活躍をし、それを多くのボランティアが支えてくださったお陰で成功できたことを、この場を借りて改めて心よりお礼申し上げます。
第三に、ここ数年基盤整備として取り組んでいた会員管理、寄付管理、経理労務システムについては、スタッフで分業が定着し、スタッフ間の問題の共有化が図られ、ボランティアも募れるようになりました。2009年度は次の段階への事務効率化を目指せるようになると思っております。
その他、12月には他団体、企業のご協力を得て、ふたつのチャリティコンサートを開催することができました。その他の詳細につきましては別紙の通りです。
この一年間活動を支えてくださいました皆様方に御礼申し上げるとともに、今後ともこの活動にご支援ご協力賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
| |
| 2. 2008年度事業報告 |
| 1. ハウス運営事業 |
| (1) |
ハウス運営報告 |
| |
2009年3月末の施設数は、9施設55部屋。利用実績は、1,280家族(13,976人)延べ9,332日。本法人活動開始以来の利用実績累計は、8,921家族、延べ93,294日。 |
| |
@ |
『みどりのおうち』(新宿区)開設 |
| |
A |
『ひつじさんのおうち』(世田谷区)増室 |
| (2) |
安全衛生について |
| |
@ |
毎月2回クリーニング業者の協力を得て、各ハウスの寝具用リネンのクリーニングを行った。 |
| |
A |
昨年度に引き続き、財団法人からの支援を得て、リース寝具を提供することができた。 |
| |
B |
毎月1回、共同で使用する洗濯機槽及びエアコンフィルターを洗浄し一定の衛生基準を保つよう努めた。 |
| |
C |
年に1〜2回、ボランティアを募って大掃除を行った。 |
| (3) |
ハウス設備の充実 |
| |
@ |
個人、企業、団体からの温かいご支援により寄贈いただき、新規ハウス開設を実現し、また既存ハウスの居住性を高めることができた。 |
| |
|
○ |
かんがる〜の家(ジェットタオル) |
| |
|
○ |
おさかなの家(テレビ) |
| |
|
○ |
ひつじさんのおうち(1部屋増室のための家電・家具一式、ノートパソコン、ビデオデッキ一体型DVDプレーヤー、デスクスタンド) |
| |
|
○ |
ぞうさんのおうち(テレビ) |
| |
|
○ |
ちいさいおうち(テレビ) |
| |
|
○ |
みどりのおうち(新規開設のための家電・家具一式、掛け時計、デスクスタンド、ノートパソコン) |
| |
A |
個人、企業のご支援により、絵本やDVDソフトなど多くの寄贈をお受けした。治療中の患児が外泊許可を得てハウスに滞在する際に少しでも気分転換ができるよう、各ハウスに配備した。 |
| |
B |
ハウスで必要な洗剤等の消耗品や食料品、プリペイドカードをウィッシュリストにして公開したことにより、個人や企業から多数の生活用品が届いた。ボランティアの協力を得て、各ハウスに配備し、闘病中のご家族の経済的負担軽減に努めた。 |
| |
C |
ボランティアが中心となって、手作りのクリスマスプレゼント制作を行った。また、個人や企業より、ハウスを利用するご家族に多くのクリスマスプレゼントが届いた。 |
| |
D |
「ぞうさんのおうち」(台東区)にて、ふすま・障子の破損のために張り替えを行った。 |
| (4) |
ボランティア関係報告 |
| |
@ |
原則月に二度、ボランティア説明会を事務局にて開催した。 |
| |
A |
各ハウスでボランティアチームを編成し、ボランティアミーティングやハウスキーピングを定期的に行い、利用者さんにとって安心安全を支えるハウスづくりに努めた。 |
| |
B |
キャンペーンイベント、チャリティコンサート、オールスタッフミーティングなどのイベントを、多くのボランティアに支えられて開催することができた。 |
| |
C |
アフラックペアレンツハウス亀戸にあるボランティアルームにて、次の活動が行われた。 |
| |
|
○ |
クリスマスに利用中の家族への手作りクリスマスプレゼントづくり |
| |
|
○ |
パッチワークでベッドカバーづくり |
| |
|
○ |
ハウスの絵本のカバー掛け |
| |
|
○ |
おもちゃ除菌 |
| |
|
○ |
使い捨て布づくりなどの手仕事 |
| |
|
○ |
展示用ハウス紹介の布パネルづくり |
| |
|
○ |
絵本大使 |
| |
|
○ |
発送作業 |
| |
|
○ |
その他(寄付品整理等) |
| |
D |
企業が行っているボランティアデイにスタッフ、ボランティアが参加し、ハウスであるいは先方のオフィスでファミリーハウスの活動紹介とクリスマスプレゼントの制作など、ハウスを支えるボランティア活動を行った。 |
| |
E |
企業やチャリティコンサートにおいて、ブースを設け、活動の展示やファミリーハウス活動のデモンストレーションを行った。 |
| |
F |
ちよだボランティアセンター主催のボランティアきっかけガイダンスにスタッフ、ボランティアが参加し、ボランティア希望者向けに、活動紹介や個別相談、クリスマスプレゼント作り体験を行った。 |
| |
G |
各ハウスに設置されているパソコンのメンテナンスを月一回、ボランティアの協力により行った。また、ファミリーハウスのウェブサイトメンテナンスについて、ボランティアの協力を得て運営委員会会議を行い、定期的にメンテナンスできるように仕組みを作った。 |
| |
H |
経理処理のチェック、利用率の算出、お礼状の発送、ファミリーハウス通信の発行、アニュアルレポートの編集など、ボランティアの協力を得て行うことができた。 |
| (5) |
オールスタッフミーティング |
| |
2008年9月27日(土)ボランティア・支援企業・団体・学生・理事・スタッフなど53名が一堂に会し、第4回オールスタッフミーティングを開催した。内容は、@形態の異なる3つのハウスのハウスマネージャーが、ハウスを利用した利用者との出会いや体験をもとに、利用者の姿や想いについての講演、A参加者によるグループディスカッション、Bレセプションとして、JHHHネットワークのキャンペーンについて報告、JPルーム見学、クリスマスプレゼントのサンタのナプキンリングづくり等を行った。 |
| (6) |
ハウススタッフ研修及びミーティングの開催 |
| |
ハウスに関わるスタッフで、二ケ月に一度ケースカンファレンスを行った。また、中間NPO主催によるボランティア養成研修、リーダー養成研修に参加した。 |
| (7) |
ハウスへの定期的な物品運搬 |
| |
企業や個人から受け取った物品寄付(食料品は日用雑貨など)を二ケ月に一度、各ハウスへ担当スタッフとボランティアで届けた。 |
| 2.
広報 |
| (1) |
『ファミリーハウス通信』を年に3回発行した。 |
| (2) |
ハウス利用希望者、企業、団体、個人等多数の見学を受け入れを行った。また、宮城県のハウス運営スタッフ、ボランティア研修受け入れを行った。 |
| (3) |
企業の協力によりクリック募金によるご支援をいただいた。クリック数は、一日6,200件程度。一年間の合計は、2,291,616円となった。 |
| (4) |
新聞、雑誌などの取材申し入れがあった。取材・掲載は、20件。 |
| (5) |
ホームページの2009年3月末現在アクセス数は、135,849件、一年で26,949アクセスされた。 |
| 3. 援助及び支援活動 |
| (1) |
相談事業 |
| |
@ |
受付・電話相談は、電話総数3,955件。電話相談問合わせは、176件。 |
| |
A |
訪問による相談件数は、46件。 |
| |
B |
利用者を受け入れる際に、必要に応じ病院との連携を行った。また、関連団体との連携、協力を図った。 |
| (2) |
援助支援活動 |
| |
@ |
利用料支払い困難者に対し、財団法人より利用者助成積立基金を得て、減免を行った。 |
| |
A |
企業の協力を得て、闘病中の患者さんとその家族に対し、GTレース観戦を行った。 |
| 4. その他 |
| (1) |
子育て支援基金助成事業 |
| |
独立行政法人福祉医療機構の助成を受け、2006年度からの3ヶ年事業である「ITを用いた滞在施設ネットワークの構築と啓蒙事業」の最終年度として、全国での滞在施設の認知度向上を目指したキャンペーン活動を実施した。東京・六本木ヒルズアリーナでのメインイベントや、滞在施設運営団体の協力による全国10ケ所でのイベント開催、ホームページ特設サイトの開設、メディア掲載などに取り組み、認知度向上を図った。 |
| |
| 3. 2009年度事業計画 |
| |
2009年度は、2008年度に着手した人材育成のための研修を発展させ人材の強化を図る。また、これまでのファミリーハウスのハウス運営事業の集大成として、各種マニュアル最終整備に着手したい。 |
| (1) |
ハウス運営事業
|
| |
@ |
ボランティアの活性化(勉強会開催、ボランティアルームでの活動の充実、参加プログラム作り) |
| |
A |
利用者のニーズ把握(アンケート、ヒアリング) |
| |
B |
リスクマネジメント |
| |
|
・ |
安全衛生への取り組み(避難訓練、感染症対策) |
| |
|
・ |
マニュアルのブラッシュアップ |
| |
C |
スタッフ研修 |
| |
D |
ハウス備品見直し |
| (2) |
相談事業
|
| |
@ |
受付マニュアルの充実 |
| |
A |
危機対応マニュアルの作成 |
| (3) |
管理部門
|
| |
@ |
会員管理システム構築 |
| |
A |
認定NPO取得に向けての具体的な取り組み |
| (4) |
その他(広報、イベント含む)
|
| |
@ |
ファミリーハウス通信の発行 |
| |
A |
チャリティコンサートの開催 |
| |
B |
オールスタッフミーティング2009の開催 |
| |
C |
ネットワーク会議の開催と参加 |
| |
D |
企業、他団体とのコラボレーションを図る |
|
| 4. 2008年度決算 |
| |
|
(単位:円)
|
| 科目 |
合計 |
一般会計 |
APH受託事業
会計 |
子育て支援基金
会計 |
| 【収入の部】 |
|
|
|
|
| 会費収入 |
1,758,000
|
1,758,000
|
0 |
0 |
|
寄付金収入 |
30,236,926
|
30,236,926
|
0 |
0 |
|
ハウス運営・相談事業収入 |
4,204,000
|
4,204,000
|
0 |
0 |
| APH運営受託事業収入 |
31,155,360
|
0 |
31,155,360
|
0 |
|
助成金収入 |
9,001,000
|
1,159,000
|
0 |
7,842,000 |
|
雑収入 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
その他収入 |
161,286
|
149,177
|
8,238 |
3,871 |
|
収入合計 |
76,516,572
|
37,507,103
|
31,163,598
|
7,845,871 |
|
【支出の部】 |
|
|
|
|
|
ハウス運営・相談事業費 |
25,960,186
|
25,960,186
|
0 |
0 |
|
APH運営受託事業費 |
30,821,555
|
0 |
30,821,555
|
0 |
| 広報活動費 |
1,412,579
|
1,412,579
|
0 |
0 |
| ネットワーク会議費 |
3,418,148 |
3,418,148
|
0 |
0 |
|
子育て支援基金助成事業費 |
8,513,329
|
0 |
0 |
8,513,329 |
|
管理費 |
258,382
|
258,382
|
0 |
0 |
| 修繕建設積み立て |
3,000,000
|
3,000,000
|
0 |
0 |
|
支出合計 |
73,384,179
|
34,049,295
|
30,821,555
|
8,513,329 |
|
当期収支差額 |
3,132,393
|
3,457,808
|
342,043
|
△
667,458 |
|
| 5.2009年度予算 |
|
(単位:円)
|
| 科目 |
合計 |
一般会計 |
APH受託事業
会計 |
子育て支援基金
会計 |
| 【収入の部】 |
|
|
|
|
| 会費収入 |
1,700,000 |
1,700,000 |
0 |
0 |
|
寄付金収入 |
25,500,000
|
25,500,000
|
0 |
0 |
| ハウス運営・相談事業収入 |
3,600,000
|
3,600,000
|
0 |
0 |
| APH運営受託事業収入 |
32,322,000
|
0 |
32,322,000
|
0 |
| 助成金収入 |
5,496,000
|
1,742,000 |
0 |
3,754,000 |
| 雑収入 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
その他収入 |
150,000
|
138,000 |
10,000 |
2,000 |
|
収入合計 |
68,768,000
|
32,680,000
|
32,332,000
|
3,756,000 |
| 【支出の部】 |
|
|
|
|
| ハウス運営・相談事業費 |
31,683,000
|
31,683,000
|
0 |
0 |
| APH運営受託事業費 |
32,302,000
|
0 |
32,302,000
|
0 |
| 広報活動費 |
1,500,000
|
1,500,000
|
0 |
0 |
| ネットワーク会議費 |
500,000
|
500,000
|
0 |
0 |
| 子育て支援基金助成事業費 |
3,754,000
|
0 |
0 |
7,842,000 |
| 管理費 |
180,000
|
180,000 |
0 |
0 |
| 予備費 |
500,000
|
500,000 |
0 |
0 |
|
支出合計 |
70,419,000
|
34,363,000
|
32,302,000
|
3,754,000 |
|
当期収支差額 |
△ 1,651,000
|
△ 1,683,000
|
30,000 |
2,000 |
| |
 |
| |
オートレース補助事業完了のお知らせ
この度平成20年度のオートレースの補助金を受けて、左記の事業を完了いたしました。
記 |
| ■ 事業名 |
平成20年度 難病の児童を持つ家族への支援」補助事業 |
| ■ 事業の内容 |
遠方より難病の治療に上京する児童とその家族が、安心安全安価に利用できる滞在施設を運営する。 |
| ■ 補助金額 |
1,705,414円 |
| ■ 実施場所 |
東京都内5か所 |
| ■ 完了年月日 |
平成21年 3月 31日 |
特定非営利活動法人ファミリーハウス
理事長 江口 八千代
|
| |
 |
| |
|
|